第48回全日本教育工学研究協議会(愛知・春日井大会)の開催にあたって | ||
日本教育工学協会会長/東京学芸大学教授 | ||
第48回全日本教育工学研究協議会全国大会を春日井市教育委員会をはじめとした関係者の方々のご協力を得て、開催できますことに感謝申し上げます。 本大会では、学校情報化先進校、優良校に認定されている小学校3校、中学校3校の授業公開を対面で行う予定となっております。また、基調講演、研究協議会、ワークショップなども企画されております。全国の教員現場の方々、教育情報化関連企業の方々、教育の情報化を研究対象としている教育工学研究者の方々には、ぜひ、充実したプログラムを通して実践と理論の交流を行い、連携協力関係を築いていただければ幸いです。 本大会のテーマは、「GIGAスクール環境の日常的な活用で実現する令和の学び」です。 春日井市は、「日常」を合い言葉に、20年以上にわたり、ICT活用、情報教育や校務情報化に取り組んできました。現在、これまでの学習習慣や規律づくり、基礎基本の徹底を土台に中央教育審議会答申「「令和の日本型学校教育」の構築を目指して」に示される新学習指導要領に基づいた一人一人の子供を主語にする学校教育の実現を目指しています。そして、Society5.0時代にふさわしい、個別最適な学び、協働的な学びといった新しい学習スタイルが生まれつつあります。春日井市における先進的かつ持続可能性の高い取り組みを授業公開、研究協議会等を通して学ぶと同時に、全国各地の取り組みを研究発表等で共有する機会となることを祈念いたします。 日本教育工学協会、通称JAETの全国大会は、全国各地の教育研究団体の主体的な取り組みを核に、地元の教育委員会のご協力、賛助会員の皆様のご支援をいただくことで、開催することが可能となります。和歌山大会からは、開催の前年度からパナソニック教育財団のご支援をいただき、JAET役員を中心にアドバイザーとして授業公開校の研究支援を行う取り組みも進めております。今回も全国大会開催に向けて、水谷大会実行委員長を中心に春日井教育工学研究会が組織され、教育委員会の方々や企業の皆様からも多大なご支援をいただき、実践研究に協力していただいていることに感謝申し上げます。 日本教育工学協会の活動は、主に賛助会員の皆様からのご支援、ご協力に支えられて行われております。多様なプログラムを通して明日の教育実践に役立つ研究成果を交流していただければ幸いです。 |