本大会では、2日目にワークショップを行います。ワークショップは、JAETが実施している「教育の情報化実践セミナー」のように、 企業が開発した教育システムや教育用アプリケーションの実践事例を実践しておられる学校の教員と企業の方が協力して、その可能性や課題 について発表・議論するために開催いたします。奮ってご参加ください。
ワークショップの参加は、「参加申込ページ」よりお願いいたします。
▼ワークショップ1
NHK for Schoolを活用し子ども主体の学習環境をデザインする
子どもたちが主体的に学ぶために、先生方はどんな工夫をされていますか?
『NHK for School』ウェブサイトでは、授業を活性化する番組や動画クリップとともに、1人1台端末を使った授業をサポートするデジタル教材を用意しています。本ワークショップでは、宮城教育大学特任教授の菅原弘一先生(文部科学省 学校DX戦略アドバイザー)が、デジタル教材を子ども主体の学びに生かすポイントを解説し、参加者のみなさまにも実際に体験していただきます。前半では動画の情報を整理して考える模擬授業を、後半では、子どもたちが主体的に学習する環境を作るために授業をどのように構成し、動画やワークシートなどの教材や資料をどのように準備して子供たちと共有していくかを、具体的に考えます。
*本ワークショップでは、参加者ご自身のPC端末やタブレット端末を使った活動を予定しています。当日は、キーボード付き(キーボード入力できる)端末をご持参ください。(スマートフォンは不可)
日時:2023年10月28日(土)10:00~12:00 会場:三沢市公会堂(2F 美術工作室)
登壇者:菅原弘一(宮城教育大学特任教授)
【協力】NHK(日本放送協会)
▼ワークショップ2
デジタル教科書の新たな可能性を探る -複線型の授業における活用を通じて-
令和の日本型学校教育では、「主体的、対話的で深い学び」の実現のために、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実が求められています。単に紙の教科書の代替やこれまでの授業の中での活用するのではなく、「高次な資質・能力」の育成を実現する上で、情報端末と学習者用デジタル教科書はどのように活用していけばいいのでしょうか。
本ワークショップでは、「高次な資質・能力」の育成を実現していくために、子供1人1人が選択したり決定したりしながら自ら学習を進めていく「複線型の学び」において、デジタル教科書をどのように活用していけばよいかを議論します。また、事例紹介や模擬授業も予定しています。
デジタル教科書の活用の幅を広げたい人、授業を単線型から複線型に変えたい人、深い学びや高次な資質・能力の育成を目指したい方のご参加をお待ちしています。参加希望の方は、デジタル教科書を活用したご自身の実践の写真を端末に入れて当日持参してください。
日時:2023年10月28日(土)10:00~12:00 会場:三沢市公会堂(2F 調理実習室)
登壇者:佐藤和紀 (信州大学教育学部 准教授)、三井一希 (山梨大学教育学部 准教授)
【協力】公益財団法人 教科書研究センター
▼ワークショップ3
生徒の自律的な学びが進化する。1人1台端末×日経電子版 for Educationデモンストレーション
「日経電子版for Educaitonデモンストレーション」
1人1台端末のコンテンツとして「最新情報」「検索」「保存・関連付け」の機能を備えた日経電子版を活用した新たな学びの形を、実演を交えてプレゼンテーションします。現状のカリキュラムに加えて「教科を超えて生徒の自主的な学びを育みたい」とお考えの先生・関係者の方にご参加いただけると幸いです。日経電子版を教材に、どんな「問い」を立て、生徒に考えを促すかを議論するワークショップで、情報リテラシー向上にも役立つプログラムです。
日時:2023年10月28日(土)10:00~12:00 会場:三沢市公会堂(2F 第11集会室(和室))
登壇者:荒澤涼輔(株式会社日本経済新聞社)、伊藤沙織(株式会社日本経済新聞社)
【協力】日経電子版for Education
▼ワークショップ4
情報活用能力を育む授業づくりとは~模擬授業をとおして、授業観をアップデートしましょう~
当会が情報活用能力を育む授業づくりの指標として開発した、「情報活用能力ベーシック」を活用して、子供たちの情報活用能力を育成するための模擬授業をタブレットPCを活用して行います。ご参加の皆様には児童/生徒になって体験いただきます。
「情報活用能力ベーシック」とは、学習指導要領より、基本となる5 つの学習プロセス(【課題の設定】【情報の収集】【整理・分析】【まとめ・表現】【振り返り・改善】)及び13 のキーワード(発見・収集・整理・比較・処理・統計・形成・発信・伝達・表現・創造・振り返り・改善)から構成される指導指標です。
情報活用能力をはじめとした資質・能力の育成には、教科間の垣根を低くし、教科等横断的な視点を持つことが大事です。このワークショップを通して、授業観をアップデートしましょう。
ご参加の皆様には、各教科ごとにまとめた「情報活用能力ベーシック」を解説したパンフレットやその授業実践例をまとめたガイドブックを差し上げます。
*本ワークショップでは、参加者ご自身のタブレット端末を活用して行いますので、当日キーボード付き(キーボード入力できる)コンピュータもしくはタブレット端末をご持参ください。(スマートフォンは不可)お持ちでない方は、事務局でタブレット端末をご用意いたしますが、台数に限りがありますので、ご了承ください。
日時:2023年10月28日(土)13:00~15:00 会場:三沢市公会堂(2F 美術工作室)
登壇者:小林祐紀(茨城大学教育学部 准教授)、他
【協力】一般社団法人 日本教育情報化振興会
▼ワークショップ5
デジタルシチズンシップと情報モラル
- 問題提起(デジタルシチズンシップと情報モラルの正しい理解)
・主体的・対話的で深い学びによる情報モラル教育
・GIGAスクールによる持ち帰り時の約束・セキュリティ教育の必要性
・自主的・自律的な情報モラルの育成(児童生徒によるルール作りの例・ネット自治の例)
・最近の問題状況と図鑑教材の効果的活用の紹介、動画教材の活用
・SNS教材、ペープサート教材を活用した主体的・対話的で深い学び
日時:2023年10月28日(土)13:00~15:00 会場:三沢市公会堂(2F 調理実習室)
コーディネーター:藤村裕一(鳴門教育大学大学院 教授)
パネリスト:榎本竜二(中央大学 非常勤講師)、高橋時生(千葉学芸高等学校 総務部長)、和田俊夫(川崎市教育委員会 指導主事)
【協力】一般社団法人日本教育情報化振興会
▼ワークショップ6
AIとこれからの教育 ~教育×AIで学びの場はどう変わる?~
ChatGPTをはじめとする生成AIの登場で、教育現場でのAI活用についてもますます議論が盛り上がっています。本ワークショップでは「AIとこれからの教育」をテーマに、AIとは何かという基本的な知識やトレンドのおさらいから、学びの場でどのようにAIを活用することができるか、懸念事項は何か、参加者の皆様と議論を深め「教育×AI」について考えます。BIPROGY株式会社では東京学芸大学・高橋先生、宮城教育大学・板垣先生に師事を受け、継続的に画像解析を中心とした「教育×AI」の検討に取り組んできています。授業の様子を画像分析し、授業改善に役立てる研究やその分析内容もご紹介しながら、具体的な活用シーンについてもイメージアップしていきます。今後の教育現場でのAI活用アイデアや課題について有意義な議論ができますよう、皆様のご参加をお待ちしております。
日時:2023年10月28日(土)13:00~15:00 会場:三沢市公会堂(2F 第11集会室(和室))
登壇者:高橋純(東京学芸大学 教授)、板垣翔大 (宮城教育大学 准教授)、BIPROGY社員
【協力】BIPROGY株式会社