ワークショップ詳細

 本大会では2日目にワークショップを行います。本ワークショップは、JAETが実施している「教育の情報化実践セミナー」のように、 企業が開発した教育システムや教育用アプリケーションの実践事例を、実践しておられる学校の教員と企業の方が協力して、その可能性や課題 について発表・議論するために開催いたします。奮ってご参加ください。

ワークショップは事前参加登録とご一緒に予約が可能です。
以下のボタンより事前参加登録をお願いいたします。

ワークショップ1
「ICTを活用した実践研究における課題の解決」

日時:10月19日(土)10:20~12:20

【登壇者】ファシリテーター:森田裕介(早稲田大学准教授)
     コメンテーター:赤堀侃司(パナソニック教育財団常務理事/東京工業大学名誉教授)
     コーディネーター:北澤武(東京学芸大学准教授)
     世羅町立甲山小学校  相原巧季
     北陸学院小学校    立石喜美子
     篠山市立西紀中学校  岸田幸雄
     福井県立鯖江高等学校 吉田英史(現 福井県教育総合研究所)

概要:パナソニック教育財団は、ICTを活用した授業内容・授業方法の改善のための実践的研究に取り組む学校・団体に対しての研究助成を行うとともに、その研究成果を多くの学校現場でお役立ていただくための普及活動を行っています。
今回のワークショップでは、研究助成を終えた学校・団体から、ICTを活用した様々な実践研究の取り組み内容や成果を報告するとともに、研究者も交えてのディスカッションを行います。
実践現場での苦労話や失敗談なども交えで、会場の皆様と成果や課題を共有し、ICTを活用したより良い授業づくりについて共に考えます。

【協力】公益財団法人 パナソニック教育財団

▼ ワークショップ2
「AIによる個別最適化学習で学校授業がどう変わったか」(仮)

日時:10月19日(土)10:20~12:20

概要:AI×教師のベストミックスで授業を進化
登壇者:安岡里恵(青翔開智中学校・高等学校 主幹教諭)
知識・技能の習得をAIによる個別最適化学習に任せる事で、教師は何ができるようになったのか?授業をどう進化させる事ができたのか?「生徒が自ら学ぶ場」をとことん追求する教育を実践している青翔開智中学校・高等学校の取り組みを紹介致します。
ワークショップでは同校で行っているAI型タブレット教材Qubenaによる模擬授業を行います。手書き入力から正誤を自動判定、つまずきの原因に合わせたアダプティブラーニングと、学習データがリアルタイムに教師に伝わる事による、即時フィードバックが行われる授業を体験頂きます。 

【協力】株式会社COMPASS

▼ ワークショップ3
「スモウルビーを活用した小学校でのプログラミング教育実践」 

【日時】10月19日(土)10:20~12:20

【概要】小学生向けのプログラミング教育において豊富な実績を持つ「Scratch(MITメディアラボが開発したプログラミング言語学習環境)」。そのScratchと互換性を持ち、さらにプログラミング言語Rubyを学ぶことができる「スモウルビー」というソフトウェアがあります。スモウルビーは無料で、改変、再配布も自由にできます。このワークショップでは、スモウルビーを使って小学校でプログラミング教育を実践するための指導案の提案や授業の進め方などをスモウルビーの開発者自身が説明します。

【協力】NPO法人Rubyプログラミング少年団

▼ ワークショップ4
「iPadを活用した授業実践の紹介
 iPadを活用して、子どもたちのクリエイティビティを解き放つ授業実践」 

【日時】10月19日(土)10:20~12:20

【概要】すべての子どもは、溢れるほどのクリエイティビティを持って生まれてきます。 iPadは、最初から誰でも使いこなせるほど簡単で、生徒たちがアイデアを羽ばたかせることができるほど柔軟です。生徒たちのクリエイティビティを引き出し、iPadでスケッチ、写真、音楽、ビデオを通して、アイデアや考えを表現し、伝えるスキルを育てる方法を体験しましょう。
 クリエイティビティは、生徒たちのコミュニケーションや問題解決のスキルを高めます。もっとたくさんの方法で自分の考えを表現できるようになると、生徒たちの思考も変わります。それまでは見えなかったものが見え、気づかなかったことに気づくようになります。実際に、授業に取り入れた時の生徒の様子や変化、教師の気づきもご紹介します。そして、日々の授業で扱う題材や課題に取り入れた授業を一緒に考えてみましょう。

【登壇者】中村純一(佐賀市立大和中学校)
     堀力斗(関西大学初等部)
     小谷隆行(近畿大学附属高校)

▼ ワークショップ5
「スマホ・タブレット時代の情報モラル 
   
最新の教材と新しい情報モラル教育のあり方~」 

【日 時】10月19日(土)13:30~15:30
【登壇者】
コーディネータ:藤村裕一(鳴門教育大学大学院)
     パネリスト:石原一彦(岐阜聖徳学園大学)
           堀川紘子(京都市立向島秀蓮小中学校)
           榎本竜二(聖心女子大学)
           梶本佳照(新見公立大学)       

【概要】「情報モラル」について、新学習指導要領のなかでの取り扱いを中心にパネルディスカッションを実施します。まず、はじめに本パネルディスカッションの趣旨を説明し、最新の情報モラルの動向について解説を行います。次に、2018年度に開発した新コンテンツのコンテンツについて紹介し、フロアを交えた討論を行います。
   ①保護者のための情報モラル教育
     (保護者向けネットモラル・コミック「モラコミ通信!」誕生)
   ②ペープサート教材の紹介と活用事例
   ③SNS教材の紹介
   ④新動画コンテンツの紹介

【協力】一般社団法人日本教育情報化振興会

▼ ワークショップ6
「AIによる授業のアクティブ度の把握と指導改善」 

【日 時】10月19日(土)13:30~15:30
【登壇者】板垣 翔大(大阪教育大学)
     下拂直樹(日本ユニシス(株))、他

【概要】ICTを当たり前に使いこなしながら子供達が学びを深め、個々の素養を伸ばしていく。
そんなSociety5.0時代が訪れようとしています。同時に新しい時代に対応した学校教育と生徒を導く指導のあり方が今、問われ始めています。これからの授業の形や教員の指導力の磨きのかけ方、それらを考えるヒントが「画像解析」にあるかもしれません。
本ワークショップでは、授業を撮影し生徒の動きや表情等のアクティブ度を把握する「画像AI分析」をご紹介し、新しい授業の把握方法を活用した教員の指導改善について考えていきます。

授業中の生徒の様々な動きを可視化することがどう現場で活きてくるか?
活用のあり方やアイデアを、参加者の皆様と共に検討していきます。

【協力】日本ユニシス株式会社

▼ ワークショップ7
「NHK for Schoolの理科番組「ふしぎエンドレス」ではじめよう!
   問題解決の力を育む“主体的・対話的で深い”理科の授業」 

【日 時】10月19日(土)13:30~15:30
【登壇者】佐藤洋一(川崎市立玉川小学校 教諭)
     寺本貴啓(國學院大學 人間開発学部 准教授)

【概要】NHK for Schoolの新しい理科番組「ふしぎエンドレス」は2020年度から小学校で全面実施される新学習指導要領に対応。問題解決の力を育むための“主体的・対話的で深い学び”を実現する理科の授業を強力にサポートします。番組には答えがなく、各学年の活動のヒントとなる映像や実験、実際の児童たちの活動によって構成されています。今回のワークショップでは、前半で「ふしぎエンドレス」を用いた模擬授業を体験していただくと共に、後半ではどうしたら主体的・対話的で深い理科の学びを実現できるのかをお伝えし、議論いたします。

【協力】NHK(日本放送協会)

▼ ワークショップ8
「実物投影機を活かした授業」 

【日 時】10月19日(土)13:30~15:30
【登壇者】高見誠司(松江市立城北小学校)
     熊谷彩香(株式会社エルモ社)

【概要】文部科学省の「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画」の中でも、実物投影機はこれまでと変わらず必要と示されており、100%の整備率が目標とされています。今回のワークショップでは、新学習指導要領の実施も見据えて、ICTの基本的な活用、授業の中での効果を体感していただけるよう、実物投影機を実際に使用する企画をしております。また、全国大会会場の島根県内の多くの地域では、早くから実物投影機「みエルモん」の導入を推進しており、多くの学校に配備していただきました。この島根県から先生をお招きし、「みエルモん」の実践事例をご紹介いただくことが、より良い授業のヒント、情報、コツをお持ち帰りいただける機会になれば幸いと考えております。充実したワークショップになるよう皆様のご参加を心よりお待ちしております。

【協力】株式会社エルモ社